新ジャンル「うつしゅにん」
>>1
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:20:13.51 ID:ZEQOvbEs0
女「あー……めんどくさいなぁ……だるいなぁ」
男「毎日ちょっとずつやらないからですよ」
女「なんで月末ってこんなに忙しいんだろ……死にたい」
男「でも主任はそれで間に合うから不思議ですよね」
女「いやぁ、それほどでもないよー」
男「褒めてません」
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:23:26.63 ID:ZEQOvbEs0
女「よーし、机の上を片付けよう」
男「ぜひ、そうしてください」
女「……やる気はあるんだよ? やる気は」
男「せめてちょっとでも行動してから諦めましょうよ」
女「あー、もう全部捨てちゃえばいいんだこんなものー」
男「俺はあとで領収書や書類探すの手伝いませんからね」
女「うぅ……あー鬱だなぁ……」
男「ほぼ自己責任ですよね。それは鬱じゃないですよね」
女「片付けられない病なの!」
男(この人、ほんとに鬱なのかなぁ……)
230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:23:27.33 ID:f2TdvPl5O
>>1キタァー!
期待age
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:26:07.55 ID:ZEQOvbEs0
男「主任って、けっこうモテますよね」
女「社交辞令でしょ。やだやだ。大人って腹ん中で何考えてるかわかんない奴ばっかだもん。死ねばいいのに」
男「いや、普通にキレイですよ、主任は。外の人から見れば」
女「……お前はそう思わないということですか。そうですか」
男「ちょ、俺の名詞を一枚ずつ折り曲げていくの止めてください!」
232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:26:42.76 ID:ZEQOvbEs0
名刺だた(´・ω・`)
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:28:28.01 ID:ZEQOvbEs0
女「あー……うー……うぁぁぁ……うぅぅ……」
男「主任、何してんですか」
女「うなってるの」
男「仕事しましょうよ」
女「もう終わったもん」
男「はやっ!今日はなんかありましたっけ?」
女「んー……ヒマだったから」
男「意味がわからない」
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:31:12.32 ID:ZEQOvbEs0
男「主任、書類持ちました?」
女「うん」
男「ハンコと名刺とIDは?」
女「持った」
男「ハンカチは?あ、あとティッシュも」
女「うるさいなぁ……お前はお母さんか」
男「会議中に横っ腹を突っつかれるの、嫌ですから……」
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:34:05.61 ID:ZEQOvbEs0
女「会議だるい……休んでいい?」
男「いいわけないでしょ。ていうか俺がそう言うのわかってて言ってるでしょ」
女「もしかしたら『大丈夫ですか主任?僕が代わりに!』とか言わないかなと思ってる」
男「経営戦略会議になんで主任が出なくて平の俺が出られるんですか」
女「出世の階段だよ、与えられたチャンスはものにしないと」
男「俺、主任の下にいて出世できるんですか……?」
236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:34:43.01 ID:V4m2yVGE0
男「はーあ。寝ちゃってるよ。議事録なら俺でもできるし、代わりにやっとくか」
女「うーん1号はファーストピリオド、2号はセカンドよろしく。朝の8時には挙げないとコピー間に合わないからね」
男「夢の中で議事録作成でもしてんのか?寝言だな」
男「うあ、寝ちまった!主任!やばいですよ主任!あれ?議事録できてる」
女「うーん?大丈夫よ小人にやってもらったから」
男「そ、そんな馬鹿な…でも全ピリオド書き方の癖が違う…大丈夫ですか主任?」
女「あ?主任なんて名前じゃねえよ!俺は小人4号だバーカ」
男(かい離障害!?)
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:36:07.75 ID:ZEQOvbEs0
女「じゃあ行ってくるけど、仕事さぼんなよ」
男「主任じゃあるまいし……いえ、なんでもないです。行ってらっしゃい」
女「帰ってきたときにスイーツが無かったらお前、減給な」
男「うわぁぁぁ、主任の好物ってなんだっけ!」
238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:41:20.41 ID:ZEQOvbEs0
男「あ、主任、おかえりなさい。また開発と営業の言い合いですか」
女「まぁね。経営企画が双方に妥協案だして社長決裁で終わり。お決まりのパターンよー」
男「ウチってあんまり会社業務に関係ないですよね。総務とか人事とか経理はそれなりに何かあるんでしょうけど」
女「お前もそのうちわかるよ……内部監査の楽しさが。ふっふっふっふ」
男「主任、悪そうな顔してますよ、すごく」
女「あぁー……仕事やだなー。空を自由に飛びたいなー」
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:43:47.90 ID:XysL1KlUO
男「…ホントに飛ばないで下さいよ?」
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:46:14.00 ID:oucBpyFK0
生きてた…徹夜で保守してよかった
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:52:31.32 ID:XIkf6gT+0
女「あの受付けの何処がいいんだよー。女なら他にもいるじゃないのー」
男「何処がって、いつもニコニコしてるしモデル体型だし」
女「スケベだねー、お前は。それに、女なんて中身はどんなのか分かんないぞー?」
男「まぁ、主任がいい例ですからね」
女「なんか、すっごく死にたくなってきたな。家帰ったら、死のうかな」
男「はいはい」
女「安心していいよ、お前の名前を出しておいてやるから。この男に弄ばれましたーって」
男「やめて下さい」
女「あーあ、入社した時はかわいかったのになー」
男「あの時は主任も猫被ってて、僕もやりやすかったなー」
女「ああ、懐かしい・・・戻りたい・・・死にたい・・・」
男「いいから、仕事してくださいよ」
女「死にたい・・・部下にも見放された私は死ぬしかないよね・・・」
男「・・・」
女「・・・」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:59:23.52 ID:s7f/TCatO
追いついた!
ちなみに主任の脳内声はばたやん。
243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 13:59:25.00 ID:FKhE5r7yO
さるさんくらったので休憩(´・ω・`)
244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:02:47.44 ID:yZvajWSBO
みんなふりまわされるのが好きなんだな
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:04:38.47 ID:oucBpyFK0
本音で付き合える関係っていいな
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:05:02.67 ID:XIkf6gT+0
女「あー・・・うー・・・あー・・・」
男「椅子、キィキィ鳴り出しましたね。油さしますから、ちょっと立ってください」
女「うー・・・死にたい・・・死ぬー」
男「・・・」
女「仕事つまらないよー。もう、死んじゃうかも・・・」
男「はー。じゃあ、経営企画部のエリートのイケメンに猫被らないなら、考えないこともないですよ」
女「何がー?」
男「何がって、お昼休みのことですよ」
女「お昼休みって何かあったっけー。私、記憶力ないから覚えてないよ?」
男「うっ・・・えーと、あのことですよ」
女「なぁに?何が?教えてくれないと、私わかんないよー?」
男「ぐっ・・・」
女「まさか、肝心な部分をはぐらかして、曖昧な約束とりつけようとしてないよねー?死んじゃうよ?」
男「抜け目ないですね、さすが主任なだけはありますね」
女「で、何がだっけ?ちゃんと教えてよー」
男「えーっと、受付けの子に猫かぶりませんから」
女「猫被らない?どんな風に猫被らないの?その時、話してたことを具体的に挙げて言ってくれないと、わかんないよ?」
男「ぐっ・・・」
247 : ◆2d.AlKjN5I :2007/10/23(火) 14:15:06.46 ID:k9ghy5es0
何言ってるんだ?
簡潔に頼むよ
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:20:06.93 ID:Q2rPXzQL0
ほしゅ
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:27:46.98 ID:XIkf6gT+0
男「えーと、受付けの子をさりげなく褒めて、明日のお昼を一緒に食べようと約束事取り付けたりしてました」
女「ふーん、そんな事してたのかー。それじゃあ、明日の予定はキャンセルだね」
男「なんでそうなるんですか!一緒にご飯食べたいってのは僕の本音じゃないですか!」
女「そう言えば、私はあのイケメンエリートから夕食誘われてたなー」
男「行けばいいじゃないですか」
女「行ってもいいの?たぶん、夕食の後はホテル行っちゃうよ?」
男「万年男日照りの主任に彼氏できれば、鬱状態も緩和されて少しは僕への理不尽な当てつけもなくなるじゃないですか」
女「甘いなー。多分、イケメンが居るときは躁状態になるけどー、ここでは鬱状態だよ?」
男「・・・つまりは、あてつけはなくならないと?」
女「躁鬱の患者が一番、自殺するんだぞ?躁→鬱への移行する状態で行動力があるからねー」
男「で?」
女「つまりは、ホテルから同伴ラブラブ出勤して、この部屋に来るとうつ状態になる」
男「だから?」
女「そうなったら、躁→鬱への状態移行で行動力があるから、ここで死んじゃうかもね。お前は、首だよ」
男「なんでそうなるんですか」
女「だって、会社内でしかも目の前で死ぬ私を止められなかったって咎められちゃうよね」
男「・・・」
女「まぁ、関連会社に永久的に出向になって首切られるか、良くて日が当たらない窓際で一生過ごすはめになっちゃうねー」
男「回りくどいですね・・・結局、僕があの子と昼食を食べに行けば死ぬって事ですか」
女「??もう一度、説明しよっかー?だからねー」
男「あああ!もういいです!分かりました、一緒に食べに行きませんから!」
女「そっか。じゃあ、私もイケメン諦めるー!・・・あーあ、折角のイケメンだったのに・・・こんな私でも・・・ああ、死にたい」
男「その癖、とても嬉しそうですね」
女「今日は私の失恋パーティだから、呑みに行こう!勿論、お前持ちでねー」
男「・・・」
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:29:14.24 ID:Q2rPXzQL0
あんまこの流れだと男が先に自殺しそうだなww
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:32:29.49 ID:oucBpyFK0
権力デレ
252 : ◆2d.AlKjN5I :2007/10/23(火) 14:42:31.74 ID:k9ghy5es0
保守
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:49:17.50 ID:ZEQOvbEs0
男「それにしても、ウチってデスクワークばっかですよね。書類作成とか」
女「視力が落ちて困る……死にたい」
男「そういえば、主任ってコンタクトですよね」
女「死にたいときー。部下にメガネ属性があるときー」
男「いや、そんなの無いですよ! 何言ってんですか、もう」
女「部下にメガネ着用を強要されたって、セクハラで会社に訴えてやるーぅぅぅ……」
男「そういうのを扱うのがウチの仕事じゃ……はっ!」
女「わかったかー、お前のクビは私のハンコ一つで決まるのだぁー」
男「転職しようかなぁ……」
254 : ◆2d.AlKjN5I :2007/10/23(火) 14:49:55.11 ID:k9ghy5es0
何言ってるんだ?
簡潔に頼むよ
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:51:38.58 ID:mgc9dbKM0
おいついた、保守
256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:55:07.66 ID:XIkf6gT+0
女「お前さ、あの受付けの子とどうなった?」
男「僕のプライベートは無視ですか」
女「で、どうなったのよー。部下の近辺状況の把握は上司として当たり前の行為よ」
男「ええ、はっきり言われましたよ。できない約束事をする人は苦手ですってね!」
女「うひゃー、残念!あの子かわいかったのになー、それに女の子らしくてお弁当作ってきてくれそうだったのに!」
男「誰のせいですか!それに、昨日はさんざん悪口言ってたくせに」
女「えー、何の事?証拠だしてよー」
男「ぐっ・・・このままじゃ、僕には彼女が出来ませんね。どうせなら、主任狙っちゃおうかな・・・」
女「えッ!?」
男「・・・ぷっ、あはは、死にたい死にたいって言う主任もそんなかわいい顔できるんですねー、くっくっ」
女「~~~ッ!」
男「冗談ですよー、真に受けないで下さいよ?」
女「死んでやる!もう死んでやる!生きてる意味ない!死ぬから!」
男「はいはい、どうぞどうぞ・・・って、なんでカミソリを出してくるんですか!危ないですよ!ちょっと!」
女「離せ!離せー!笑われたー、部下に弄ばれたー、乙女の純真を汚された!」
女「・・・」
男「あっぶないなぁ・・・っていうか、主任って本当に鬱だったのかな・・・悪いことしたなぁ」
女「・・・」
男「主任、寝てるんですか?突っ伏したままだと腰痛めますよ?」
女「・・・」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:56:05.38 ID:ZEQOvbEs0
女「あー眠たい。死にたい。だるい」
男「昨夜、夜更かしでもしたんですか?」
女「起きてたんじゃなくて眠れなかったの!」
男「むずかしい人だなぁ……」
258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 14:59:13.23 ID:ZEQOvbEs0
男「主任、データそっちに送りますんで確認してもらっていいですか」
女「えー、あと爆弾3つなのにー」
男「珍しく静かにパソコンに向かってると思ったら……マインスイーパはやめてください」
女「だってこのパソコン、ゲーム入ってないんだもん」
男「だからそうじゃなくて!」
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:00:20.83 ID:70f1JUdQO
こんな職場につきたい
260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:01:39.73 ID:ZEQOvbEs0
女「お前さぁ……仕事辞めたいとか思ったりしないの?」
男「そうですねぇ、宝くじでも当たったら辞めるかもしれませんね」
女「つまんない部下だな……あーつまんない。死ぬ。もう死ぬー!」
男「でも主任、オータムジャンボ買いましたよね」
女「うん……」
261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:03:32.92 ID:ZEQOvbEs0
女「どうしてココにはテレビが無いんですか」
男「職場だからじゃないですか」
女「あーワンセグ買おうかなー……でも携帯変えるの面倒くさいなぁー……」
男「仕事してください」
262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:05:13.50 ID:ZEQOvbEs0
男「主任って、主任ですよね」
女「意味がわからない」
男「昔は平社員だったわけですよね」
女「そりゃそーでしょう」
男「いつか俺も主任みたいになれるんですかね」
女「なに?私が目標なんだ?まいったなぁーもう」
男(俺も主任みたいにだらだら生きたい)
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:08:06.24 ID:ZEQOvbEs0
女「お前、思っていることを口に出すクセ、直した方がいいね」
男「……すいません」
女「好きでだらだら生きてるわけじゃないってーの。なんならいっそ、今から一緒に死ぬか?」
男「……すいません」
女「ほら、このビルけっこう高いだろ? 落ちて通行人に当たれば巻き添えに出来るし」
男「……勘弁してください」
女「うつ病の人間のことをもっと理解して欲しい……それだけなのに」
男「でも仕事はしてください」
女「うるさいうるさい、あーあーあー」
264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:09:06.92 ID:XIkf6gT+0
男「あ、定時だ・・・主任、退社時間ですよ?帰りましょう?」
女「・・・」
男「僕帰りますからね?」
女「・・・」
バタン
女「・・・帰っちゃった。本当に帰っちゃった・・・私って魅力ないのかな?・・・もういいや・・・死のう・・・。ッ!!」
男「にやにや」
女「お前、帰ったんじゃないの!?なんで居るの!私なんてどうでもいいんだろー!」
男「にやにや」
女「っく!上司にたて突くつもりかー!」
男「まだ何も言ってませんけど」
女「ふぁ・・・し、死ぬ!死ぬから!本当に死んじゃう!」
男「私って魅力ないのかなぁ?」
女「死ッ・・・」
男「私なんてどうでもいいんでしょー!」
女「そんな声出してない!そんな上目遣いじゃない!」
男「まぁ、この事は忘れますから、呑みにいきましょう?勿論、主任のおごりで・・・」
女「・・・」
男「ね?」
女「わっ、私に貸しつくるとはいい度胸ね・・・お前、いつか死ぬよりつらい目にあわせてやるからな!」
男「にやにや」
265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:11:07.88 ID:ZEQOvbEs0
女「あーもー何で仕事しないといけないの? 人は何故殺しあうの?」
男「なんでいきなりそんな壮大なテーマをぶち上げるんですか」
女「そもそも、どうして生まれてきちゃったんだろう……あー早く楽になりたいなー。皆みんな、死ねばいいのに」
男「主任……もうすぐ冬のボーナスですから」
女「……ボーナスまでは生きていてもいいことにする」
266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:12:31.57 ID:EEpbYR/sO
女「あー、鬱だ。死ーにーたーいー。死ーぬーぞー。あたしが死んでもいいのかー?」
男「今日は金曜日なのに、いつもより酷いですね。」
つ見知らぬイケメンの写真
男「これ誰ですか?」女「あたしのお見合い相手。親が早く孫の顔がみたいとか会う度にうるさいのよ。」
男「へー、ご両親も大変ですね。でもこの人も良さげな人じゃないですか。」
女「そいつが良い、悪いなんて関係ないの。労働というの地獄の中で2日だけ許された休日をそんな面倒なことに使うこと自体あり得ない、ナッシング。」
男(主任のご両親もホントに可哀想だな。よし、ここは一肌脱ぐか。)
男「あ、でもこの会場になるホテルのレストランってすごく美味しいんですよ。フォアグラとかキャビアとかも出てきますし。」
女「ふーん、やけに詳しいじゃない。誰と行ったの?」
男「う・・・いや、それは、その・・・だ、誰でもいいじゃないですか。」
女「ふーん、あたしには言えない人と行ったんだー。その子とは美味しいレストランに行くのに、あたしは安い居酒屋にしか連れていかないんだー。お前はそういう奴だとは思ってたけどショックだわー。」
男「いや、誤解ですって。別にやましいことは・・・」
ドンッ!
女「この書類、月曜までに全部終わらせといて。終わらせなかったら死ぬからね。」
男「え、この量はとても今日中には無理・・・」
女「土日に来てやればいいじゃん。あたしだけ休日返上なんて納得いかないもん。とにかく全部やっときなさいよ!」
ドタドタと部屋を出ていく音
男「はぁ。これで・・・よかったんだ・・・よな?」
267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:14:53.00 ID:ZEQOvbEs0
男「そういえば、主任の車って渋いっすね。なんていう車ですか」
女「知らなーい。外国の車に乗りたかったから買っただけー」
男「別にこだわりとか、そんなんじゃないんですね……」
女「左ハンドル面倒くさーい。ミッションだるーい……そうだ、お前のボーナスで車買おう。今流行りのコンパクトカー」
男「何で俺が」
女「いいじゃん、どうせ助手席に乗せる子もいないんだろー?」
男「うっ……」
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:16:53.19 ID:Fzhr/i5aO
なんかヘタレ拷問官を彷彿とさせるような雰囲気だな
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:17:06.94 ID:qEvb8KMMO
これ普通のオッサンオバハンだったらパワハラだな
270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:18:05.69 ID:ZEQOvbEs0
女「窓から見える街の景色も、すっかり秋だねー。死にたい」
男「主任、それ口癖になってるだけですよね」
女「違うよー……こう、寒い季節になってくると、小さなお子さん連れのご家族が幸せそうに歩いてるの見ると死にたくなる」
男「主任、せめてそこはカップルって言っときましょうよ……」
271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:19:06.05 ID:ZEQOvbEs0
訴えたら勝てるな。きっと。
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:21:22.03 ID:zdafrGv8O
マターリとしてて良いね
支援
273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:21:49.40 ID:k9ghy5es0
うお、なんか保守ツールが変な子といってるorz
ごめんなさいorz
274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:28:24.86 ID:sE1ggus60
>>273
何言ってるんだ?
簡潔に頼むよ
275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:28:42.91 ID:ZEQOvbEs0
女「ちょっと、これ至急メール便ね。あとデータまとめた?ちょうだい。それから管理課の課長にアポとっていて。場所は第二会議室で――」
男「主任が……仕事している!?」
女「あー、終わった終わった。つーかーれーたぁー。コーヒー淹れて」
男「は、はいぃっ!」
女「全く私が動かないと全然進まないんだからなぁ……めんどくさい。もう死にたい」
男「まぁまぁ、そう言わずに。ご苦労様です。はい、コーヒー。ところで何の件ですか?」
女「忘年会」
男「仕事じゃねーのかよ」
276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:30:08.52 ID:XIkf6gT+0
女「はー・・・セクハラもされない・・・女として、終わってるのかな。死にたいなー」
男「また唐突ですね・・・っていうか、得意先の親父にセクハラされてるでしょ」
女「アンタがいつも割って入るから、セクハラされてないって。うう、このまま売れ残るのかなぁ」
男「そんなにされたいとは、変態ですか?主任は」
女「それ、セクハラ」
男「どうして僕が主任にセクハラしなくちゃならないんですか・・・僕にも権利があります」
女「それも、セクハラ」
男「っ・・・でもまぁ、主任はちっこいしかわいい人ですから、触りたいって人は居るんじゃないですか?」
女「スリーセクハラでバッターアウトー!」
男「ああ言えば、こう言う・・・」
女「触られないってのは女としてどうかなーって思うのよね。まるで、女としての価値がないっていうか。部下は、しゃしゃりでてくるし」
男「でも、僕は見たくないです」
女「何が?」
男「主任がよくても、僕が見たくないからです」
女「何されてるところ?」
男「だから、セクハラされてる所ですってば。不出来とは言え僕の上司ですから、なんていうか僕が嫌なんです」
女「ふぅーん・・・そのせいで、私は女として終わってるけどね。はぁー、死にたい」
277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:31:34.71 ID:ZEQOvbEs0
男「しゅ、主任、社長がお見えになるそうですが」
女「あのオヤジ……また愚痴でもこぼしに来るつもりかな……急用で外出中って言って。もちろん社用で、よ」
男「いえ、あの、もうあちらでお待ちです……」
女「上司と会いたくない……死にたい」
男「俺、どんな板ばさみだよ……」
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:35:49.11 ID:ZEQOvbEs0
男「内部監査室って社長直属だから――上から言うと社長・室長・課長・主任、になるんですか?」
女「役職なんて面倒なだけだけどね……一応そうよ」
男「主任ってもしかしてお偉いさんなんですか」
女「もしかしなくてもそうだってば」
男「何で仕事してくれないんですか」
女「仕事きらーい……あぁ鬱だなぁ。うん、死にたいなぁ……」
男「絶対、出世してやる!」
279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:38:12.91 ID:ZEQOvbEs0
男「主任の本性を知ってるのは社長と室長と課長と俺ですか」
女「本性とは何よ、本性とは」
男「なんで俺だけ平社員なんだー!」
女「あー、うるさいなぁもう……あっち行け」
男「主任付きっていう手当てとかないんですかね」
女「会社は遊び場じゃないのよ。勘違いしないで」
男「……」
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/23(火) 15:40:02.82 ID:ZEQOvbEs0
そろそろさるさんくらいそうな気がするからまたちょっと休憩 ( -ω-)
http://viiip.blog.shinobi.jp/Entry/68/ラストへ
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